オストメイト対応トイレの現況
当協会では2000年ごろから、「オストメイト対応トイレ」の整備を国、地方自治体に要望し、その普及は社会のご理解を得て年々増進の一途をたどってきました。その後、2006年12月にバリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)が施行されて、トイレへのオストメイト対応設備の設置義務付けの対象施設が、不特定多数利用のデパートやショッピングセンターなどの建築物をはじめ旅客施設以外の多くの施設まで拡大しました。また、オフィスや学校でもバリアフリー新法認定取得のためには、トイレへのオストメイト対応設備の設置が各階に必要となりました。
一方、当協会の各支部において、災害時に避難所となる公共施設の身障者トイレ内へのオストメイト対応トイレの整備を地方自治体に要望していますので、両両相まって今後さらに飛躍的に増加していくとみられています。
このように、オストメイト対応トイレはオストメイトのバリアフリーとして、全国各地の公共的施設に設置が進められていますので、オストメイト皆さんのご利用をお勧めします。
オストメイト対応トイレは、公共交通機関(JR・私鉄・地下鉄)の施設構内、社会福祉施設、官公庁施設、デパート、ショッピングセンター等、美術館・図書館等、道の駅、空港、高速道路パーキングエリア、病院などに設置されています。なお、トイレ入口には、国土交通省でデザインしたオストメイトを表す案内用図記号(オストメイトマーク)が表示されているので、オストメイトには入りやすくなっています。
Webサイトでの「オストメイト対応トイレ」の検索広がる
皆様もご存知のとおり、公共的施設等の身障者トイレまたは多機能トイレへのオストメイト対応トイレの整備は急ピッチで進められていますが、利用者からは、「どこにあるかわからない」「利用時間がわからない」というような声が寄せられています。
従来、本部のホームページでは交通機関の施設、高速道路パーキングエリアなどを中心に「オストメイト対応トイレ」の所在を情報提供してきましたが、オストメイト対応トイレ整備の飛躍的な広がりに対応するため、ラナジャパン社に広域調査を依頼し、Webサイトによる情報提供が可能となりました。
ラナジャパン社様のご協力により、オストメイト対応トイレの情報が日々更新され、携帯電話でも検索できますので、どうぞ外出時にご利用ください。
オストメイト対応トイレの検索は⇒
≪オストメイトJP≫URL:http://www.ostomate.jp/
≪携帯オストメイトJP≫URL:http://m.ostomate.jp/