オストメイト権利憲章
この憲章は1993年にIOA(International Ostomy Association:国際オストミー協会)の調整委員会において発表され、その後1997年に一部改正され2004年9月に再度一部改正がなされた。 |
- このオストメイト権利憲章は、オストメイトという特定のグループのニーズと彼らの求めるケアを表明するものです。オストメイトは、自分のことを自分で決める独自の生活を送るとともに、決定を下す全過程に参加するために必要な情報とケアを受けられなければなりません。
- この憲章が世界のあらゆる国において実現されることを、国際オストミー協会は目標として宣言しています。
- オストメイトには、以下の権利が保障されるべきです。
- 手術の利点とストーマと共に送る生活に不可欠な事実を十分に認識できるよう、手術前のカウンセリングを受けること。
- 患者が安楽に暮らせるよう考慮して、ストーマが最適な場所に良い形で造られること。
- 術前術後を通じて、病院と地域社会の両方で、経験の深い専門家による医学的支援、ストーマケアおよび精神的な支援を受けること。
- それぞれの国で手に入る補装具や製品について、十分かつ公平な情報を受けること。
- 供給可能な各種のオストミー関連製品を何の制約もなく入手できること。
- それぞれの国のオストミー協会と、オストメイトが得られるサービス及び支援に関する情報が与えられること。
- あらゆる差別から守られること。